四月、忙しい日々が続きます。よもぎだんご準備です。去年までは近くの広場にあったのに工事現場の資材置場になってしまい、よもぎを探しに遠くまで歩いて摘んできました。すり鉢でこまかくしたらだんご粉に混ぜ、大なべの表面に浮かんできたら出来上がり、きなこをかけていただきます。
冬の間は部屋にいたメダカもそろそろ外へ引っ越しします。たまごを抱えているメダ力を発見することもあり、やさしく網ですくってね。水は一日陽なたに陽なた水を作っておきます。石や砂利も洗います。水草も洗います。
畑も耕して準備しなければなりません。コンポストで作った肥料は少しずつお家の残飯や野菜くずを入れて肥料に生まれ変わったものです。大事に大切に混ぜ込みます。「良い土になれ!」と心を込めて。
四月後半「種まきの日」にはどの組も一斉に年少組はせんせいと一緒に一粒一粒まきました。年中は去年の種子もまいてみます。ふうせんかずらやアサガオ、ゴーヤも、西陽よけの緑のカーテンになることも考えてまきます。あっという間に緑が広がると地面からはアリ、ダンゴムシ、ミミズが顔を出しはじめ、畑を耕した時に出てきた幼虫の部屋があちらこちらで出来上がります。そして五月の連休明けには、いつも決まって大さわぎになります。カマキリの赤ちゃんが生まれていて「ここにも、あそこにも!」本当に春は忙しく毎日が過ぎていくのです。
子どもの育ちの上で、なくてはならないものは身近にある共にある自然だと思って、環境を整えながら生活と遊びを中心に、自らが興味を持ち、ゆったりとした子ども時間を保障し過ごさせてあげたいと思っています。
小金原保育の会幼児教室くるみえん
顧問 根本幸子