※この記事は2018年11月16日に投稿したものを再投稿しています
くるみえん1年生ママのギモン
「年少組の子ども達はどんな1日を過ごしているの??」
年少組の1日 おかえり
13時半になり、おかえりの時間になりました。
子ども達はコップを通園バッグにしまい、絵本バックだけ持って並べられた椅子に座ります。
早く準備ができた子から先生に呼ばれて好きな絵本を1冊借りに行きます。
先生に「絵本借ります」と言って貸出ノートをつけてもらいます。
くるみえんでは、週末に1冊絵本を借りて帰って、家でお母さんお父さんに読んでもらいます。
教室の絵本は季節ごとに先生が入れ替えてくれています。
絵本を借りたら、お道具箱の中にある工作物を整理して、必要なものは絵本バッグに入れて持ち帰ります。
またみんなで椅子に座ると、先生がわらべうたを歌いながら歩きはじめました。
すると、みんなも真似して歌いながら先生のうしろを歩きます。
「どーどーめぐり どーどーめぐり どーどーめぐり かっちんこ」
みんな楽しそうに歌っていました。
わらべうたをしばらく歌ったら、水筒のお茶を飲んで一休み。
子ども達は器用に水筒を扱っていました。
[su_note]くるみえんで使う水筒は、コップタイプで、注ぎ口をクルクルと回して出す水筒を使います。
最近はどんどん便利になって指先を使うことが少なくなっているので、あえてそのようなタイプを指定されています。
指先をたくさん使うと脳に良い刺激がたくさん送られ、子どもの成長・発達を促してくれます。[/su_note]
お茶飲んだら、もう一度椅子に座ります。
先生が「さっきのわらべうた、だれかお手本見せてくれるかな」
というと、元気な男の子と女の子3人が手をあげました。
4人で上手にお手本を見せてくれました。
次のお手本に男の子4人が手をあげましたが、やんちゃ盛り男の子が集まっておふざけがはじまり、子どもたちがワイワイ騒がしくなりました。
先生が「せんべせんべやけた どのせんべやけた」
と歌いながら椅子に座っている子の頭をポンと触り始めると、騒いでいた子もポンとしてほしくて、みんなが自然と椅子に座りました。
そこにイルカに変身した年長組のお兄さんお姉さんがやってきました。
「運動会で海のあそびをやるのでイワシの子どもになってください。お願いします。」
と、お兄さんお姉さんが言うと、なんだかうれしそうな表情のもも組さん。
先生と一緒に「いいですよ」と言って、先生がお母さんイワシになって教室の中を走り始めると、みんなもイワシの子どもになって走り始めました。
運動会の表現あそびでやるみたいです。
最後にまた椅子に座ると、先生からのおはなしがあります。
「来週はお誕生日会があります。お兄さんお姉さんの教室で一緒にやります。歌のプレゼントをしようね」
子ども達はみんな真剣に話を聞いていました。
おはなしが終わると、
「さよならあんころもちまたきなこ さよならあんころもちまたきなこ さようなら」
とわらべうたで挨拶をして、お母さんがお迎えに来た子から先生に呼ばれます。
最後に1人ずつ先生と「さよならあんころもちまたきなこ」をしてお母さんのもとへ帰ります。
大人の生活の中心は仕事などですが、子どもの生活の中心は「あそぶ」ことで、それがくるみえんの中でも当たり前のようにありました。そして集団で生活しているから、お友達を待ったり、お友達と協力して遊んだり、ケンカしたり、1人で遊んでいるだけではできない経験をして社会性を身につけていくんだ、ということがよくわかりました。
遊んでいるだけで大丈夫なのかな、社会性や協調性が身につかないんじゃないかな、と心配でしたが、そんなことを心配する必要は全くないということがわかりました。
子どもたち1人1人が自然な姿を出すことができて、先生や親たちがそれを認めてくれるって、本当に幸せだなと思いました。
くるみえんは、今しか味わえない子どもの時間が流れている場所でした。