どろんこあそび

こどものどろんこ遊び

こどもたちは、どろんこ遊びが大好きです。

どろんこ遊びで何が育っているのでしょうか?

手や足を十分に使う「どろんこ遊び」は末端から中心に広がって脳を刺激します。

砂と水は自由自在に形が変化し、こどもたちの心を解放させイメージを広げていきます。

幼児期になくてはならない大切な遊びです。

くるみえんのこどもたちは、思う存分「どろんこ遊び」を楽しんでいます。

保護者(親)

泥遊びで育つものは、とても多いようですが、泥遊びをしたがらない子もいますね。先生方はそういう子にどういう働きかけをしているのですか?

保育者(先生)

声かけはしますが、無理には誘いません。無理にやらせるものではなく、自由があってこそ心から楽しんで遊べます。
特に泥遊びをしないから大切なことが育たない、という訳ではないんです。自分の子が泥遊びをしないことをプレッシャーに感じているお母さんがかわいそうに思えます。
その不安は子どもにとってもマイナスになりますよ。

保護者(親)

泥遊びをしなくても他の遊びの中で社会性などは育つのですね?

保育者(先生)

そうです。
子ども自身が楽しいということが大切です。自分の子をしっかり見つめて、その子が何を本当に楽しんでいるのかを見つけて、認めてあげるのが大事です。
今までお絵描きをしていた子でも、年長になって急に書かなくなることがあります。 周りが見えてくると、「これはできない」と思ったりするからです。

保護者(親)

でもやはり他の子が楽しそうに泥遊びをしているのを見ると、自分の子も少しは…と思ってしまいます。

保育者(先生)

本来は0才から何に対しても興味をもちます。 その時、禁止…「汚い」とか「ダメ」等…が多いと、やりたいという気持ちが育ちません。 その結果、泥やベトベトを嫌がる子になる傾向はみられます。でも、快・不快についての個人差があるので、それだけが原因とは限りません。 いずれにしろ、自分の心の中からわき上がる思いで遊ばない子は、結局、その遊びから離れていきます。

保護者(親)

親としては、子どもの中で何か育ち足りないものがあるのでは、と不安になることがあります。

保育者(先生)

幼児期の子どもたちにとっては遊べる環境を整えてやることが大切です。そのことにより、自由遊びが広がり、結果として子どもたち同士のコミュニケーションがうまくとれるようになります。 このことが一番大事です。その自由遊びの中に泥遊びがあるということです。

保護者(親)

ありがとうございました!