※この記事は2018年11月13日に投稿したものを再投稿しています
くるみえん1年生ママのギモン
―年少組の子ども達はどんな1日を過ごしているの??
年少組の1日 公園あそび
みんなでお約束を確認したら、椅子に水筒おいて、お茶を飲んだ子から次々に自分が好きなこと・やりたいことを見つけて向かっていきます。
滑り台やブランコで遊ぶ子
どんぐり、しいのみを拾う子
カナヘビを捕まえる子
岩に登る子
木の藪の中へ探検に行く子
かくれんぼする子
かけっこする子
木の樹液を探している子
虫捕りをする子
みんないろいろでした。
元気を爆発させて遊ぶ子もいれば、
大人しく木の実を探す子もいて、
ここでも1人1人が自分を出していました。
最初はブランコに子どもたちが集まりました。
年中組・年長組の子どもたちの中に
年少組の女の子が1人いました。
お兄さんお姉さんに混ざって順番を待ちます。
年少組さんだから順番を譲ってあげるとか、
仲間にいれてあげない、ということはなく、
とても自然な雰囲気でした。
わらべうたを歌いながらみんな交代していきます。
「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10おまけのおまけのきしゃぽっぽ、ぽーっとなったらかわりましょ!ぽっぽー!!」
カナヘビを1番最初に捕まえた子は年少組の男の子でした。
年中・年長組のお兄さんたちが集まってきて、
すごいなぁと見せてもらっていました。
「どこにいた?」
「こっちだよ」
「一緒に捕まえよう」
ここでも年齢なんて関係なく自然と一緒に遊んでいました。
遊びの中ではみんな対等で、
小さい子に気を遣いすぎたり、
大きい子に遠慮しすぎたりせず、
「自然と一緒に遊ぶ」って
すごいことだなと思います。
もちろん、少しは遠慮したりあると思います。
でも、見ていてどのクラスの子かわからないくらい普通で、それが日常になっているって、なんだかいいなぁと思いました。
異年齢保育を取り入れている、
というのをよく聞きますが、
一緒に生活すれば自然と異年齢で関わり、
いろんな子がいることを認め合えるようになるんだな、と思いました。
ふと、ブランコと滑り台を見てみると、
誰もいませんでした。
ボールもお砂場セットもないのに、
子どもたちは自分の好きなこと、
やりたいことを見つけて
飽きることもなくずっと遊んでいます。
想像力を働かせて
どんどん遊びを展開させていく子どもたちを見て、
「すごいな、私にはもうできないことだな」
と思いました。
楽しそうに遊ぶ子どもたちの中で先生たちも一緒に遊んでいました。
しいの実を子どもたちと一緒に拾ったり、藪の中に探検に行ったり。
ムカゴのつるで素敵なかんむりを作ったり!
先生たちは子どもたちの先頭に立って遊ぶのではなく、子どもの中に入って遊んでいる感じがしました。
おかえりの時間が近づくと、先生が「そろそろ帰りますよー」と声をかけます。
こんな広い公園でも先生は声を張り上げて号令をかけることはしませんでした。
年中・年長組のお兄さんお姉さんが
年少組を迎えにきて、
集合場所まで連れて行ってくれるので、
先生が声を張り上げる必要もないみたいです。
やんちゃな子もお兄さんたちに手をつないでもらうと、大人しく集合場所についていきます。
帰り道も手をつないでくるみえんまで歩いていきます。
くるみえんでは歩くことをとても大切にしています。
幼児期は体作りが大切!という考えのもと、
いろんなところに歩いて行きます。
(遠足では21世紀の森と広場にまで1時間以上かけて歩いて行きます!すごい忍耐力!)
くるみえんに着くと、ちょうど、ちゅうりっぷ組の子たちがお帰りの時間でした。
玄関を小さい子たちが使っているので、もも組さんは庭先に座って待ちます。
子どもたちが集団で生活すると、誰かのために待つということがたくさんあって、自然と協調性や社会性が身についていくんだな、と思いました。
公園で遊ぶ子どもたちの姿は、
「好きなこと・やりたいことをやる!」
というエネルギーに満ち溢れていました。
そして、子どもたちが見ている世界は私が見ている世界とは全く違うんだな、と感じました。なんてことない公園でも、子供にとっては不思議で満ち溢れているみたいでした。きっと大人になったら失っていくその感性を、大事にしていきたい、と強く思いました。
次回はお昼の時間についてお伝えします。