9月の後半、まだ暑さが残る日に、保育体験「虫捕り」に参加しました。保育体験とは、日頃子どもたちが体験している保育のことを保護者達が体験できるものです。
年中、年長、先生方と一緒に少し遠い公園へ歩いて行きます。年中さんは牛乳パック、年長さんはペットボトルで作った虫カゴを持って行きます。
公園へ行く途中、街路樹の栃の木の実を拾って私の近くを歩いていた年長の子が言いました。「この前大きいのを拾ったらね、中に4こも(中の実が)入ってたんだよ」と目を大きくして話してくれて、それを聞いた年中の子が両手を大きくして「こ〜んなに大きいのにはね・・・」少し考えてから「100こも入ってるんだよ!」こんな話をしながら歩くのはおもしろかったです。
公園に到着。園内の田んぼの稲は刈られ、程よく草がおいしげっていました。先生が子どもたちとルールを確認してから虫捕りが始まりました。子どもたちに先に「なにがある?」って聞いていました。こういう事が日頃大事だと感じます。
まっさきに見つけて「いたー!」と喜びの大声に、寄っていく子たちや、ウロウロして探している子、静かに虫を追う子。
私も一緒に虫を捕ります。
今年の5月にわが子がカエルを捕り飼い始めてからは、毎日のように虫捕りで慣れてしまっていますが、草の中の緑の虫や、枯れ草の中の茶色の虫を探すのは結構難しいし、慣れるとかなり動体視力がよくなっているわが子と自分が今います。虫と縁がない人こそ、こういう機会に参加してほしいと思いました。
やっと一匹捕まえて虫カゴを見せてくれて、控えめにうれしそうな子や「まだ一匹もいないの〜」とのんびりな子。
夢中で探しているとあっという間に園に戻る時間に。集まったときに男の子の頭に虫カゴから出たカマキリが・・・。
捕りたいものが捕れなくて残念な子も。
わが子もそうで、今絶対に欲しい!ってなったりします。
「仕方ない」とか「また次にとれるよ」なんて大人の都合は聞こえない(聞きたくない?)くらい子どもは遊びに夢中で、一歩成長する前のこの夢中さをかわいらしく思いながら帰りました。
( 年長母 )