春は大忙し ~前編~

身近な自然を大切にしているくるみえん。

顧問の根本先生より、くるみえんの春のようすをお届けします。

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年長組が卒室準備に忙しくなりはじめ、今までの様に交流が少なくなった三月初旬、年少組はのんびりと春を探しに近くの丘につくし摘みの散歩です。「こんなにあったよ!」「ワーッいっぱいあったね!」と報告しあう子ども達。年中組はうさぎのシロとココのエサ摘み。道端に咲き始めたカラスノエンドウやタンポポ、春の香りを届けてくれます。一方、年長組は秋に植えたチューリップの球根の間に好きな色のパンジーを選んでポットの下にある穴に指を入れやさしく押しながら抜き出すことを覚えて、次々に植えていきます。入室の時、お庭いっぱいに花たちが出迎えてくれたことを思い出して、卒室制作文集「よびかけ」のはじめに呼びかける言葉に繋がっていきました。「お庭にチューリップやパンジーが咲いていました。お母さんと離れるのが嫌で泣いたこともありました・・・。」

すり鉢状の庭の真中に大きな砂場があり、どのクラスの子も混ざって水や木材を使って川や山やトンネル、時には自分の足が沈んで見えなくなる程深く掘って、みんなでパシャパシャと顔にどろ水が絵の具の様にかかり大さわぎになることも。上を見上げるとエノキが枝をいっぱいに広げ夏の陽かげにしてくれています。小鳥の巣があったり鳩が青い実を食べにきたりにぎやかです。一本だけブランコが下がっていて子どもたちの大好きな遊具になっています。 斜面を登りカキ、ざくろ、クリスマスホーリーを横目に歩くとびわの木、そして終点のさくらの木が出迎えてくれる。ここから下を見ると空と自分が一つになった感じがするのか必ずみんな「ヤッホー!」「せんせい!」呼んでみたくなるのでしょう。又ここは小さな生き物たちが眠りについた場所でもあります。たまに花が飾られたりしていて、誰かが置いてくれたのだと嬉しい気持ちでいっぱいになります。

後編へ続く

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