こいのぼりの下絵を決めた翌日、鮮魚店までワクワクしながら歩いていきました。
購入したのはサバとタイ。
大きくて立派なお魚!
一匹そのままの姿をじっくり見ることも珍しく、ウロコを触ってみたり口を開けて「こっちは歯がギザギザ!」と興味津々です。
その魚を見ながら絵を描きました。
自ら体験したことはスイスイ描けるようです。
絵の中のお魚も活きが良いように見えます!
お弁当の時間には先生が塩焼きとみそ煮にしてくれました。
「おかわりー!」と大好評!
隣の年中組さんから「いいな~!」「ぼくまだおなかすいてるー!」とおねだりの声。
おすそわけして、みんなでおいしくいただきました。
期待を膨ませて翌週へ。
下絵を見ながら、どんな色で塗っていくか、希望の色を出し合いました。
「みどり!」「あお!」「ピンク!」
どこに何色を塗るかみんなで決めていきます。
さあ、楽しみにしていた絵のぐ塗りです。
「きいろ、ください」「あか、ください!」
塗りたい色の絵の具を順番にもらいます。
力強く思いっきり塗っていく子も慎重に筆を動かす子も真剣なまなざしです。
意欲的な表情で、白地を次々と塗りあげていきました。
カラフルな仕上がりに!
いつのまにか服も顔も?!カラフルに。
笑顔がはじけていました。
パレットを洗って、先月自分で作ったぞうきんでお掃除したら今日はおしまいです。
翌日はこいのぼりの縁を一針一針縫いました。
ヒレもつけて…
いよいよ大空へ。
お散歩で鯉を見に行くところからはじまり、話し合って下絵をきめ、本物の魚を見て触れて味わって、色を決めて塗りあげ、チクチク針を動かして…
こんなに時間をかけてみんなで作ったこいのぼりは、きっと子どもの心にも残ることでしょう。
こいのぼり作りを通して、こんなに豊かな体験をしていることをありがたく思い、何て楽しい日々を過ごしているのだろうと嬉しく感じました。
こんなに魅力的なこいのぼりは初めてです。
一般的にこいのぼり作りは多くの幼稚園で行われていますが「こどもの日」に合わせての製作が多いように見受けられます。
くるみえんでは、お散歩しながら街中にあがるこいのぼりを見つけてからのスタートです。
ゆったりとした時間の中で、五感をフルに使い、思いを合わせながら共に作り上げていったこいのぼり。
今日もこどもたちが嬉しそうに誇らしそうに見上げています。
(年長母)