子どもと通う道

今日は久しぶりのくるみえん。
(夏休み中ですが託児を申し込むことができます。)

朝から気温が高く汗もでてきますが、まっ青な夏の空。

「あっ、にゅうどうぐも!モクモクしてる~。」
「ひまわり!こんなに大きくなってる!ママより大きくなってるね。」

と、子どもは暑くてもいろいろよく見ています。

子どもと一緒に登園をはじめて早一年が過ぎました。
振り返れば行き帰りの道だけでもいろいろな思い出があります。


 秋。まっ赤なカラスウリを見つけて
「先生におみやげにしよう。」

虫やキノコを見つけたり落葉や木の実を拾ったり。栗を拾った時は
「くるみえんのお月見でお月さまにおそなえしようか。」 

 時には、
「わー!すごい雨降ってる!!」

大人はちょっと大変だなと思うような天気でも子どもには関係なし。
むしろ水たまりや雨音を楽しんでいる様子。

雨が強くなり早くくるみえんに送り届けたいと思う私の気持ちをよそに
「ママ!止まって!見て見て!!木が滝になってる!!」

何だろうと見上げると、木の幹を伝ってまっすぐに流れていく雨水。何だかとてもきれい。
大雨の中「すごいね!」と2人見入ってしまいました。

だいぶ後になって、本を読んでいてたまたま知ったのですが、“樹幹流“というものだそうです。
たくさんの葉に受けとめられた雨水が枝を伝って流れ落ち、幹で太い流れとなる現象をいうのだとか。

冬。霜柱がたくさん立っている場所を発見。

ザクザクザク。容器に入れて
「くるみえんに着くまで溶けないといいなあ。」

小さな白い花を見つけて
「いい香り。葉っぱギザギザだね。」

これは柊。節分の時には鬼を追い払ってくれるんだよ。

それにしても(大人は)寒い!

春が近づき少しずつ暖かくなってくるだけで嬉しい気持ち。
いろいろな花が咲きだし虫も動き始めます。 

毎朝同じ時間に同じ道を通っていると季節の移り変わりを肌で感じます。

「わー!桜のトンネル、きれいだねー。」 

お迎えの時間、たっぷり遊んだ証処に泥だらけの服が入った袋をぶら下げていい笑顔。
久しぶりにみんなと遊べて楽しかったね。

いつもの帰り道。 
今日のことを話したり、ちょっと寄り道したり。

「送り迎え大変じゃない?」と他園の方から聞かれることがあります。確かに上の子の登園の時は、まだ小さかった下の子を連れて慌ただしく感じることもありました。
でも、行き帰りの道の景色や子どもとの会話が、私の心には温かく残っています。 

上の子は覚えているのかな?と思い何気なく聞いてみると

「桜のある公園を通っていくのきれいだったよね。」
「ツバメの巣を見ながら行くのが楽しかったな。」

あの時の光景がまざまざとよみがえります。

子どもと通う道。 
そこで見た景色、見つけたもの、話したこと。

くるみえんに通う方法は、徒歩・自転車・車とそれぞれですが、きっとそれぞれの思い出ができるのではないでしょうか。

一緒に通える幼児期。
あっという間のこの時間を楽しもう。

もうすぐ2学期、今度はどんなものに出会えるかな。

 (年中母)

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