息子は食に対して興味がないわけでもないですが、執着しません。自分が食べられるものが何個かあれば、それで十分。目の前で大人が美味しそうに別のものを食べていても「それなあに?食べてみたい!」なんて言われたことは今の今まで一度もありません。
食べられるものを、美味しく食べられていれば、それでいいか。。と半ば諦めて過ごしてきましたが、くるみえんで生活を送る中で、少しずつ変わってきたことがあります。
くるみえんでは、お庭で育てたキュウリやイチゴ、ぶどうを収穫してみんなで食べたり、クッキング保育といって、年長児がカレーを作って振る舞ってくれたり、家庭以外で「食」に触れ合う機会があります。
息子はそんなくるみえんでの経験を経て、食べることよりも先に、『作る』ことへの興味が湧きました。
ならば。と思い、先日家で餃子を一緒に作りました。作るのは、それはとてもとても楽しそうに。
これを食べてくれたらいいなぁ。食べなくてもまあいっか。楽しかったしな。と思い、それだけでも満足していた母ですが、フライパンで焼いて、出来上がって、お皿に並べてさぁいただきます!
すると、
パク!「アツ!美味しい..めっちゃ美味しい」
一つ、また一つと食べて6個の餃子をペロリとたいらげました。
わぁ、これが『食育』か。と、初めて体感しました。
収穫して食べるだけでなく、いつも遊んでくれるお兄さんお姉さん達が作る姿を見て、食べる。というのが息子にとって、食に対する興味関心を引き出す出来事となり、くるみえんならではだなぁ、通わせてよかったなぁ。と、涙が出るほど嬉しい変化でした。
(年少母)