まだまだ暑さの残る初秋、木工の保育体験に参加しました。くるみえんでは、年長になると、保育の一環として木材などを使った工作をします。
様々な形、大きさの木片や木板をのこぎりで切ったり、釘を打って繋げたりしながら、思い思いのものを作っていきます。
木工の準備をしていると、興味を持った子どもたちもやってきます。
そんな中で、まずは木材選びから。どんな木材を使おうかと悩む母たちを尻目に、子どもたちはすぐ作りたいものを作り始めます。
子どもたちの瞬発力に焦りながらも母たちも工作開始。
どう組み合わせたり切ったりしたら作りたいものの形になるか、どう釘を打ち付ければ木片同士を繋げられるかなど、体力だけでなく、頭も使う作業が続きます。
大人もがんばる。
子どももがんばる。
さっと作品を作って違う遊びに移る子もいれば、時間ギリギリまで作品作りに打ち込む子もいて、子どもたちの個性を感じます。
木材に釘を打ち付け、色まで塗ってなんとか完成。私はキーフックを作ってみました。
大人は作品を作るときに、実用性などを考えてしまいがちですが、子どもたちは軽やかに真剣に、そして想像力豊かに作品を作り上げます。子どもたちの様子から、遊びのひとつとして工作に打ち込み、楽しむ自由な心が感じられ、うらやましくなりました。
自分で作った作品には、やはり愛着が湧いてきます。子どもたちも同じような思いを自分の作った作品に感じているのかな。子どもが持ち帰ってくる様々な作品が、さらに愛おしく思えてきそうです。
(年長母)