くるみえんの絵本の読み聞かせ

くるみえんの子どもたちは、お弁当を食べ終えたあとに一人ずつ絵本を読んでもらいます。

普段は先生に読んでもらいますが、学期ごとに数回絵本サークルに入っている人や希望する人がその絵本読みに入らせてもらう機会があります。

私も今年度から絵本サークルに入ったので、初めて年長組の絵本読みに参加しました。

普段自分の子ども以外に本を読んであげるということがあまりないので、最初少しドキドキした気持ちで誰もいない別の教室で子どもたちが来るのを待っていました。


お弁当を食べ終えた子から順番にそれぞれ好きな本を持ってきて一人ずつに読んでいき、次の子は椅子に座って順番を待ちます。

子どもたちが持ってくる本の種類は様々で、文字がびっしりのちょっと難しい本、なぞなぞの本、人気の絵本に動物や魚の図鑑を持ってくる子もいます。

 子どもたちみたいに個性豊かな本の種類で、次の子はどんな本を持ってくるのかな?とワクワクしてきて最初のドキドキはすっかりどこかに飛んでいっていました。


「この魚は牙がすごいんだよ!」と魚の特徴や難しい名前をすらすらと説明してくれたり、お気に入りで何度も読んでいる絵本の内容を教えてくれたり、
数ページ読んだらしおりを挟んで続きはまた明日…となるはずが、読んであげているこちらの方が、最後まで読んでみたくなってしまったりと、すっかり楽しんでいるうちにあっという間に最後の子の本を読み終えてしまいました。


くるみえんでは週末に本を一冊借りて帰ってきますが、それと同じようにこうして毎日本に触れ合える習慣があるということは本当にありがたいことです。


「この本おもしろいよ!」と子ども同士で本をすすめ合うこともあるそうで、本が好きなくるみえんの子らしいエピソードだなとほっこりしてしまいました。

いつか子どもたちが大きくなってから、ふとどこかでくるみえんで読んだ本を見かけた時に、くるみえんの景色やお友だちのことを思い出して懐かしく思ったりするのかな?

そうなったらなんだか嬉しいな。

そんな事を思った、子どもたち一人一人と触れ合えたとてもあたたかな時間でした。



年長母

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