2015年に発行された、くるみえんの40周年記念誌には、保育者の先生方が日々の保育の取り組みや子どもたちの様子をまとめた「保育実践」が収録されています。ブログでは、その中から連載形式でくるみえんの保育の様子を紹介していきたいと思います。
「いっちょまえ」な3歳児 記録:3歳児クラス担任保育者
「いっちょまえ」という言葉を覚えたばかりのA君。使い方はおかしなところもありますが、使いたくて何度も使う日がありました。大きくなった喜びに満ち、まさに「いっちょまえ」な日々を送る子どもたちの様子を記録にしました。
(1) 水すべり台
何か楽しそうな声と、忙しそうにじょうろに水を運んでいる男の子たち。
何をしているのかと見にいくと斜面にすのこを置いた滑り台に水を流していました。
「行くよ」「いいよ」の声で水とともに滑ってくる子がいます。
「なんて楽しそうなの」と声をかけたがそれどころではないようでニコッと笑顔を見せて、忙しそうに水を汲みに行っていました。
そのうち「ここが汚れている」と掃除を始める子もいました。
「ちょっと待って」と言っても水は流れてくるし、人も滑ってきます。
それでもぶつからないようによけているのはすごいです。
(担任保育者が思ったこと)
一緒に遊ぶのが楽しいと言っているようでした。こんなことも出来ると自分たちの可能性を確かめていたのかな。危険のない限り「やってみたい」気持ちを大切にしたいと思っています。
くるみえんで人気の「すのこすべり台」 ※写真はイメージです。本文とは関係ありません。